SLP工法の概要
軟弱地盤中にスパイラル付きのケーシングを回転貫入し、その中に特殊石灰と水砕スラグまたはセメント、石膏ならびに砂を混合した材料を投入し、ケーシングを引き抜きながら混合材料を地盤中にパイル状に残置してきます。
緩い砂地盤の液状化防止対策工法です 。
特徴
- 低振動・低騒音
回転圧入式のため低振動・低騒音の施工が可能であり、環境条件の厳しい市街地施工に適している。
- 周辺地盤への影響が少ない
ケーシング外周に装着したスパイラルにより、その体積分だけ排土するいわゆる半排土施工のため、周辺への地盤変状が少ない。
- 液状化強度の高い、ねばりのある地盤に改良
液状化対策工法としての設計・施工法が確立されており、ドレーン工法に比べて、液状化強度の高い、ねばりのある地盤に改良できる。
- 細粒分の多い地盤でも改良可能
細粒土含有率が20%以上の中位(換算N値で10前後)の砂地盤でも締固め効果がある。
- 互層地盤でも改良可能
砂質土と粘性土の互層地盤の改良も可能。
[粘性土地盤では、ケミコパイル(生石灰杭)工法と同様な改良原理により強度増加が図れる]
- 支持力やすべり抵抗が高まる
複合地盤としての支持力の向上や杭基礎の水平抵抗の向上も図れ、さらに斜面安定に対する付加効果が得られる。
工法目的
- 建物の液状化防止、杭の水平抵抗増大、支持力増強
- 土構造物の液状化防止、沈下低減、支持力増強
- 地下埋設物の液状化防止、掘削能率向上
- 護岸、岸壁の液状化防止、沈下低減、側方移動防止
基本原理
主材料である硬焼石灰塊は水和反応により約4倍(1.0→3.8)に膨張するため、パイル体では約40%体積が増加します。 この膨張圧によってパイル間の地盤を締固め、密度を増大させ、同時に側方拘束圧を増加させて、液状化しにくい地盤に改良することができます。

SLP工法の施工手順
材料混合手順

施工手順
