CDM-EXCEED工法

次世代型大口径深層混合処理工法

NETIS登録番号 CBK-190001-A

CDM-EXCEED工法概要

CDM-EXCEED工法は,従来のCDM工法,CDM-Mega工法を基本としエアー併用削孔,内圧緩和翼等の補助装置および地盤・機械・材料特性を総合的に判断し,独自の施工規定を設けることにより効率的にφ1,600×2軸の大口径施工を可能とした工法です。

CDM-EXCEED工法の特徴

  • φ1,600×2軸の大口径施工により,従来工法に比較し大幅なコスト縮減と工期短縮が期待できます。
  • 軸間の調整により接円改良,ラップ改良の選択ができ杭式,ブロック式,格子式等すべての改良形式に対応可能です。
  • 内圧緩和翼を標準装着することでスラリー吐出およびエアー併用削孔による地中内圧をスムーズに地表に排出可能です。
  • 地盤特性,機械特性,材料特性の総合的な検討により施工仕様を決定するプロセス設計を導入することで撹拌性能が向上し,高品質でバラツキの小さな改良体の造成が可能です。

プロセス設計

プロセス設計とは,計画段階において地盤特性,機械特性,材料特性を総合的に判断し,それらの合理的な組み合わせを検討決定します。更に組み合わせによる配合試験結果を基に改良体強度に最適なW/C(水セメント比)による施工仕様を設定することで,高品質でバラツキの少ない改良体を造成します。
このような,総合的な検討により施工仕様を設定することをプロセス設計と称します。

適用地盤と打設長

改良径 適用地盤 打設長(m)
粘性土 砂質土
適用範囲 最大値 適用範囲 最大値
φ1,600×2軸 Cu≦60kN/m2(N≦6) Cu≦80kN/m2(N≦8) N=20 N=30 L≦25m

※CDM―EXCEED工法の適用地盤は,粘性土でN値=8,砂質土でN値=30を最大とする,これ以上の地盤が中として介在する場合は,補助工法の併用を検討する必要があります。

内圧緩和翼

CDM-EXCEED工法は,削孔時の貫入抵抗低減を目的にエアー吐出を併用した削孔を行うが,このようなエアーによる削孔は,粘性の高い地盤では撹拌軸への土砂の付着によりスムーズにエアーおよびスラリー吐出により生じる地中内増加圧が地表に排出されない場合が想定される。この対策として,内圧緩和翼をロッド周囲に装着し撹拌軸周辺地盤を絶えず緩めることで,排出されたスラリー圧およびエアー圧をスムーズに地表に排出するよう工夫されています。
内圧緩和翼の仕様例を以下に示します。

内圧緩和翼

施工手順

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