復興にかける思い

赤岩港「エコ水産加工団地」プロジェクト~新工法開発から施工完了まで~

写真提供:仙台市

新工法開発計画 ~発端は東日本大震災~
 2011年(平成23年)3月11日。岩手県沖を震源とするマグニチュード9.0の大地震が発生。
大津波が東日本沿岸を襲い、未曾有の被害となった。
 復興の機運が高まる中、復興の手助けともなるであろう、工期短縮、大規模施工に対応可能な新工法開発が望まれた。

社内委員会での検討~新工法の完成
 営業・工事・設計・技術・機械の全部門より委員が選ばれ、委員会が設置された。そこから数ヶ月に渡り、コスト・機械・安全面等が検討され、試作機の製作となった。
 2012年(平成24年)5月試作機が完成、試験施工が行われた。試験施工では、機械性能の確認、改良品質の確認等、数々のデータが収集・分析された。
 2012年(平成24年)10月、試験施工により得られたデータから、技術資料・積算資料を作成、新工法の展開が開始された。

津波被害を受けない場所を作る
 先の東日本大震災では気仙沼市でも、津波により大きな被害を受けた。
 復興プロジェクトの一つとして、気仙沼市で産業の中核をなしていた、赤岩港地区の水産加工工業団地を復興・造成するにあたり、東日本大震災と同レベルの津波でも浸水被害を受けない、高台を造成する計画が発表された。予定の場所で
は高台造成の盛土を行うには、地盤が軟弱なため、地盤改良が必要であった。

情報入手から設計補助・採用
 プロジェクト発表後、地盤改良に関する箇所の設計について大林組の入札・受注のため、手伝いを依頼された。
 その中で、開発されたばかりの新工法SDM-Fit Ⅳ工法を設計に組み込んで行き、工法が採用された。

元請け業者の決定~当社受注
 入札後、大林組が正式受注し、その後、地盤改良の施工に関して、当社の受注も決定した。
 入念な施工計画立案後、2014年(平成26年)2月、施工を開始した。

新工法SDM-Fit Ⅳの施工
 SDM-Fit Ⅳ工法の初めての施工となる当現場では、最初から順調という訳にはいかず、試行錯誤の連続であった。
 少しずつ見つかる課題を、工事・技術・機械部門がそれぞれアイデアを出し、課題を解決しいった。
 当初、1台での施工であったが、2台目も施工を開始、さらに併用の地盤改良工法のツイン・ブレードミキシング(TB)工法も施工開始した。
施工開始から1年以上経過した2015年2月、様々な課題をクリアしながら全ての施工が完了した。

工事概要:
工事名:気仙沼市赤岩港水産加工団地造成工事
場 所:宮城県気仙沼市赤岩港
発 注:気仙沼市産業部
請負者:(株)大林組
概 要:
SDM-Fit Ⅳ工:総削孔延長=18.060m
SDM-Fit Ⅳ工:総施工土量=191.598m3
TB工 :総削孔延長=38.946m
SDM-Fit Ⅳ工:総施工土量=87.628m3

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