職種について

3つの事業について

地盤改良事業

地盤改良は、建築物や土構造物などを軟弱地盤上に構築するにあたり、人工的に地盤を補強し安定性を図ることを目的に行います。軟弱地盤のまま、堤防や道路、鉄道築造の為に盛土をすると、すべり破壊が生じます。宅地造成の盛土では、地盤沈下によって建築物が傾いてしまうこともあります。また、大地震が発生すると地盤の液状化や河川の氾濫によって、道路、水道、ガスなどの社会インフラに甚大な被害をもたらしてしまいます。小野田ケミコはそのような被害を未然に防ぐべく、「新技術の導入」や「独自工法の開発」に積極的に取組み、強固な地盤を作ることで、災害大国である日本の安全を守っています。

MI事業

超速硬コンクリートを用いて社会インフラの補修事業を展開しています。私たちの暮らしは、道路、橋梁、鉄道、空港といったコンクリートで作られたライフラインにより支えられています。これらを健全な状態で維持するためには、「定期的に適切なメンテナンス」を行う必要があります。普通のコンクリートで道路の補修を行うと、車が通行できる強度になるまで数週間かかり、その間、交通渋滞が続いてしまいます。小野田ケミコのスーパージェットコンクリートで補修を行うと、わずか3時間で通行可能となります。工事期間が短縮され交通渋滞を最小限に留めるなど、快適で円滑な社会生活に貢献しています。

シールド事業

地下鉄や道路をはじめとしたシールドトンネル工事において、裏込材や加泥材といったトンネル掘削工事で必要となる各種材料の販売や、これらの材料を工事現場で使用する際に必要となる気泡注入システムのレンタルを行っています。また、昨今問題となっている掘削残土の適切な処分や再利用を容易に行うために、改質材や不溶化材、さらには掘削残土粉砕設備の販売も行うことで、環境保全事業にも力を入れて取り組んでいます。このようにトンネル掘削から環境保全に至るまで、シールド事業部ではトンネル工事を通じて幅広い事業を展開しています。

ワークフロー

事業計画

設計
建設コンサルタント、ゼネコン、発注者などに向けて自社工法のPRや地盤改良工事の提案をすることが主な仕事となります。顧客から提示を受けた情報を整理して最適な方法を提案し、地盤改良工事の検討書やCAD図面の作成、積算などを行います。
開発
工事部、設計部、営業部と協力し、顧客のニーズを把握した上で、その情報と小野田ケミコが保有する技術を比較し、商品開発の方向性を定めます。蓄積されたデータをもとに具体的な内容を検討し、試験室での実験、自社用地での試験施工を繰り返し行い、商品化を目指します。
営業
発注情報の確認や顧客(主にゼネコン)への定期訪問などから、工事物件情報を収集します。その後、顧客から得られた条件(現場状況・施工条件)をもとに、見積書を提出します。指定された工法よりも自社工法の方が適切だと判断した場合は、自社工法の売り込みも行います。
施工(地盤改良)
営業から引き継いだ施工計画書や設計図面などをもとに、協力業者と共に工事を進めていきます。主に現場で使用する固化材の受払いや日々の施工数量・改良深度などの管理を行い、決められた工期の中で顧客が求める品質を満たす工事を無事故で完了できるよう取り組みます。(工程、品質、安全管理)
施工(MI)
専用車で工事現場に赴き、その場で超速硬コンクリートを製造・納入します。その日の天候を考慮した上で、オペレータと相談しながら適切な配合を検討し、スランプ試験で品質の確認を行った後、納入に移ります。3時間後に必要な強度が発現するよう、適切な管理を行っていきます。
施工(シールド)
シールド工事現場に駐在し、使用する材料の選定・発注を主に行います。シールドマシンによる掘削作業を進める中で、変化する土質に対して、土の専門家として適切な材料を都度選定します。また、現場に提供している自社機械のメンテナンス作業も行い、工事が滞りなく進むようサポートします。

完成・引き渡し

総務
人事(採用・研修等の準備)、給与(勤務表管理、給与計算)、各保険手続き(健康保険、厚生年金、雇用保険等)をはじめとした、会社全体の「人」に関わる幅広い業務に取り組んでいます。
経理
財務(資金繰り、予算管理)、出納(入出金管理、残高管理)、会計(決算業務)、税務(法人税、消費税等)といった業務を通して、会社全体のお金の流れを管理します。