未来へ役員インタビュー

ひらめきや想像力を大切に、

多様なジャンルの知見を取り入れて

イノベーションを起こそう

開発本部長 佐藤 英治

自由にアイデアを発信できる環境を整え、
新技術の開発を後押し

開発本部では、新たな技術や工法の開発をはじめ、業務のDX化や施工機械の自動化を推進したり、開発した技術や工法の普及や、工事品質の管理などに取り組んでいます。そんな私たちが生み出した技術は、これまで数多くの社会インフラを支え続けてきました。全国各地で災害が多発する昨今、高まり続ける防災・減災へのニーズに応えるため、私たちが果たす役割はますます大きくなっていると言えるでしょう。
とはいえ、新しい技術や工法を生み出すことは簡単ではありません。そこで取り組み始めているのが、業界を問わずさまざまなジャンルの知見を取り入れること。例えば、もぐらが地中で活動するメカニズムや、飛行機が風を切る角度、摩擦を低減できる塗料技術など、地盤改良とはまったく異なるジャンルに新技術のヒントが隠されているかもしれません。アイデアを新技術につなげる取り組みとして「自由な発想部会」を立ち上げ、若手メンバーを中心にアイデアを出してもらっています。「意見を否定しない」というルールのもと、良い意味で突拍子もないアイデアがたくさん生まれています(笑)。このなかから、いつか素晴らしい技術が生まれることを期待しています。

失敗は成功のもと。
めげずに挑戦することが大切

防災・減災に向けた提案を強化するべく、スペシャリスト人材の育成に注力

技術や工法には寿命があると言われるように、常にアップデートを重ねています。つまり、新しい技術を生み出し続けなければ生き残ることが難しい世界なのです。だからこそ小野田ケミコ独自の技術を追求しなければなりません。そんな環境で仕事をする上で重要なことは、自分の意見を持つことと、諦めない心。失敗なんて、きっとたくさんするでしょう。そこで修正はしても、めげずに何度も挑戦することが大切だと考えています。社員たちには失敗を糧に新たなヒントを得て、前向きにチャレンジを続けてほしいと常に伝えています。
私自身はおよそ40年前に入社しましたが、本当に一度も辞めたいと思ったことがないんです。なぜかと考えてみると、信頼できる先輩や同僚が常にそばにいて支えてくれたから。社員同士の絆の深さは小野田ケミコの伝統と言えるのかもしれません。今後も活発にコミュニケーションを取れる文化を大切にしながら、自由に、柔軟に、社員たちが発想できるチームをつくりあげていきます。