街のイメージをアップデートし、
人々の豊かな暮らしを叶える風景
僕が推すのは、JR総武線の平井駅前にある高さ110m・地上29階建の大きなタワーマンションで、商業や子育て機能まで複合された施設です!
推している社員
Y.I
管理本部 総務部 | 2021年入社
実はここ、僕が入社1年目の時に現場研修で工事に携わらせてもらった物件なんです。タワーを建てるための地盤改良の工事現場に生まれて初めて入りました。僕が研修中にやっていたことは、地盤改良工事に必要な資材を運んできてくれるトラックの誘導や、届いた材料を写真に撮って管理すること。最終的にどんな建物ができるのか、まったく想像できずに現場研修を終えましたが、タワーが完成した姿を見た時はすごくうれしかったです。ほんの一部ですが、自分の関わった仕事がこんな風に街をつくっているんだと実感できたんです。
平井駅周辺は荒川からも程近い場所ということもあり、粘着性の強いシルトと呼ばれる土質でできています。なので、改良体の出来形径を確保するのが課題。それに対して、二軸の高圧噴射と機械攪拌という小野田ケミコの高い技術力を駆使することで大口径を確保し、太くて強い改良体をつくることができたそうです。すごい。しかも、現場は駅前でスペースに限りがあったので、機械の動きや車両の動線にも気を配って工事を進める必要があったそうです。
このタワーができたことで平井周辺のイメージはかなりアップデートされたと感じます。再開発によって平井に住む人も増えて、街が賑やかになった。そんなハッピーな進化を文字通り根底から支えたのが小野田ケミコの仕事なんですよね。僕は今、人材採用を担当しているので現場や技術系の業務に直接関わることはありませんが、この風景を見ると、自分たちの会社が社会にどんな価値を提供しているかを実感します。その価値を伝えることで新しい仲間を増やし、もっともっと大きく社会に貢献する会社にできたらうれしいですね。
北海道観光の目玉的存在として、
世界中の人々から愛される風景
北海道で生まれ育った私が推すのは、たくさんの人で賑わう観光スポット・小樽運河。
北海道を代表する景勝地にも、小野田ケミコが関わっていたんです!
推している社員
R.N
北海道事業所 業務部 | 2017年入社
小野田ケミコに入社して間もない頃、上司が「北海道事務所の自慢の実績」と言って、小樽運河の地盤改良工事のことを教えてくれました。私はここの風景が大好きなんです。歴史のロマンを感じる建物が緩やかなカーブに沿って並ぶ姿。その横を流れる運河を眺めながらゆったりとお散歩する時間は最高の癒しです。幼い頃に小樽で暮らしていたこともありますし、大人になってからは毎年、小樽のお祭りを楽しみにしています。だからなおさら、事務所に残る図面を見た時には感動しました。
北海道開拓における物流の要所として大正時代に生まれた小樽運河は、1986年には運河としての役目を終えて現在の散策路に生まれ変わりました。この時、運河の一部を埋め立てて道をつくるための地盤改良工事を手掛けたのが小野田ケミコです。実は施工前まで、小樽運河には土砂や家庭排水などが流入していて、その長年の蓄積によって河床がヘドロ化。夏には悪臭を放つなど大きな環境問題となっていたそうです。そこで小野田ケミコはミニマックス工法と呼ばれる技術を使い、ヘドロを固化処理。運河の地盤を強化しながら、同時に環境改善も実現したんですね。
小樽運河の美しい風景を支えているのが小野田ケミコだったと知った時、地盤改良の価値をとても身近に感じられたことを今でも覚えています。友達にもこのことを話したら、「すごい会社だね!」と言ってもらえたのもうれしかった。世界中から小樽運河に訪れる人々の安全と思い出づくりに、自分が働く会社が関わっている。そのことをとても誇りに感じています。
東京の空にそびえ立つ「世界一」を
地中深くから支える風景
お客様への技術的提案を担う僕が推すのは、東京スカイツリー。
世界一の高さを誇る巨大タワーの足下は、なんと小野田ケミコの技術が支えているんです!
推している社員
Y.M
東京支店 技術設計部 | 2019年入社
2013年に開業した東京スカイツリー。ここに初めて上ったのは、僕が小野田ケミコの存在すら知らなかった頃のことでした。入社後、技術設計のために過去の資料を探していた時に、当社がスカイツリー建設のための地盤改良を手掛けていたことを知ったんです。世界的都市・東京のシンボルとも言える有名な建造物を自社の技術が支えていたなんて! 純粋に感動しましたね。
スカイツリーは地上634mというものすごい高さを支えるために、地中50mまで「ナックル・ウォール」と呼ばれる特殊な杭を打って支持しているそうです。しかし、スカイツリー周辺は小さな川が多く、地盤が強固とは言えません。地上に近い部分は軟弱な粘性土地盤、地下35mより深い部分は硬い岩盤という厄介な地盤だそう。粘性土地盤は地盤沈下やヒービングのリスクがあるのでその改良は不可欠で、なおかつ硬い地盤に杭を打ち込むのも、一筋縄ではいかなかったはずです。それに対して、小野田ケミコは三点支持式杭打機という東京では滅多に活用しない大型設備を使って施工したと聞いています。
世界一高いタワーを、文字通り縁の下の力持ちとして支えているのが小野田ケミコなんだ!そう言ってみんなに自慢したいですね(笑)。電車に乗っている時、ふと窓からスカイツリーの姿が見えると毎回誇らしい気持ちになりますし、自然と口角が上がります。インバウンドが活況の今、特に多くの外国人観光客もここを訪れているでしょう。世界中から人が集まる場所の安全を支えている事実は、自分たちの仕事の社会的価値を再認識させてくれます。いつか僕も、こんな有名な構造物の地盤改良に携わってみたいです。