東京支店 営業部 |  2009年入社 T.C 東京支店 営業部 |  2009年入社 T.C

見えないインパクトを残す仕事。

日本のインフラづくりに携わる幸せ

シールド事業部 メンテナンス技術部 | 2020年入社

D.S

機械の知識を活かしながら
いろいろな現場で活動できる充実感

僕は機械系の出身。けれど、メーカーに就職して毎日同じ場所で同じ仕事をするのは、性に合わないと思っていました。それよりも、いろんな場所へ行っていろんな機械に触る仕事をしたかった。そんな学生時代に勧められて参加したのが小野田ケミコのインターンシップでした。地盤改良のことはよく知りませんでしたが、工事現場や試験室を見学するうちに、この仕事の意義深さを実感しました。土木系専攻の参加者が多いなか、機械系の僕に合わせて特別なプログラムを組んでくれたことも。そんな細かい配慮もうれしくて、そういうところに社風の良さを感じたのも入社の決め手の1つです。
1年目は現場を知るために地盤改良工事の施工管理を経験。2年目からは工事現場で掘り出した土を改質してリサイクルするための土質試験を行ったり、改質に使う大きな設備を工事現場で組み立てて現場作業員の方に運転指導を行うなどの仕事を経験しました。4年目から現在まではトンネル工事に使う設備のメンテナンス・運転指導に携わっています。学生時代に望んだとおり、いろいろな現場を飛び回るのは忙しくも充実しています。

シールド工法に不可欠な
裏込材注入システムの安定稼働をサポート

トンネル工事のなかでも、小野田ケミコが手がけているのはシールド工法に用いられる裏込材と呼ばれるモルタルと、その注入設備を現場に提供することです。シールド工法では地面に穴を掘り進めてトンネルをつくりますが、その際、地山の崩落を防ぐために裏込材を注入して固めます。この裏込材は土壌の性質に合わせて必要な種類や量が変わりますし、注入設備も現場の広さや必要なパワーに合わせて選ばなければなりません。僕はそんな設備・裏込材を選定して発注元であるゼネコンにプレゼンテーションし、現場へ設備を持ち込んで組み立てる指示を行い、さらに工事が始まったら安定的にシステムを稼働させるための指導を行っています。トンネルを掘り進めるなかで、私たちが提供する裏込材注入システムがうまく稼働しなければ現場がストップし、大きな損害を招くことにもなりかねません。そうならないよう常に土壌をチェックし、データだけでなく土の手触りや匂いも加味しながら裏込材の注入率をコントロール。機械はもちろん化学系の知識も必要で、経験すればするほど分かっていくし、反対にまだまだ分からないことにも直面して、勉強を重ねる日々です。

悔しさが自分を成長させた。
壁を乗り越えた今だから、見える景色がある

道路や鉄道、水道管など、トンネルといってもさまざまな種類の工事に関わってきました。なかでも僕を大きく成長させてくれたプロジェクトといえば、今の部署に異動してすぐに担当した高速道路トンネルの工事です。まだ未熟だった僕はゼネコンからの質問にすぐに答えられなくて、「お金を払ってプロを呼んだのに」と言われてしまったんです。そう言われる自分が本当に悔しくて。この反骨心をバネに、とにかく勉強しまくりました。メーカーが発表している情報だけでなく、研究機関が出している論文を読み漁ったりして知識をつけました。そのうち現場でも頼りにされるようになっていって、着工から1年半後、無事にシールドマシンがゴールに到達立した瞬間には、それまで味わったことのない気持ちが込み上げました。まずはほっとして、そのあとには達成感。最後に寂しさも感じて。工事が終わるのが寂しいなんて、初めは想像もできませんでした(笑)。自分の力で壁を乗り越えたからこそ、今、この景色が見えている。僕たちの仕事は最終的には人の目に見えないけれど、確実にそこにあって、見えないインパクトを残しているんです。

ONE DAY SCHEDULE1日のスケジュール

08:00

この日は現場立ち合い。工事現場で朝礼を行い、1日がスタート。
シールド坑内へ移動し、現場作業員と一緒に設備と裏込材の準備を確認。

08:30

掘進工事の立ち合いがスタート。
設備を点検・メンテナンスしながら工事の進捗を見守り、掘進がうまくいかない時には裏込材の注入率などを工夫。

16:00

その日の掘進工事が終了。現場から地上へ移動する。
ちなみにシールド工事の現場は地下へ続く竪穴の先を横に掘り進めるイメージ。

16:30

作業員とともに設備の後片付けやメンテナンスの状況を確認。
きちんとメンテナンスしないと、裏込材が詰まって明日の作業に響いてしまう。

17:30

すべての作業が終了。
帰り道ではその日に課題に上がったことやわからなかったことを調べたりしながら帰路につく。

#私の推し社員

シールド事業部 工事部 Kさん(先輩)

僕が入社2・3年目に所属していた環境技術部時代に同じチームで仕事をしていた先輩です。Kさんはすごく優しくて、何を言ってもおおらかに受け止めてくれます。今はお互い別々の部署で働いていますが、それでも「Kさん、ちょっとCAD教えてくださいよ〜」といった僕の急なお願いに快く応じてくれたり、いろんな相談にも乗ってくれたりと、とても頼れる先輩なんです。

九州支店 Tさん(先輩)