CDM-FLOAT工法の概要
CDM-FLOAT工法は、河口、河川、内水面などにおいて海上専用船による施工が困難な場合に、台船にCDM陸上機を搭載して、潮位管理機能付き施工管理システムによる施工管理を行なって深層混合処理工法を施工する工法です。
特徴
- 品質・出来形をリアルタイムに自動管理。
- 狭隘な運河、河川部などでの施工が可能。
- 潮位管理機能付きシステム管理装置(CDM-FLOATシステム)により水位補正を自動的に管理。
- 出来高日報、杭打設結果表がデジタル出力可能で、電子納品に対応。
- 汚濁防止枠により水質汚濁の拡散を防止。
- GPSや光波による作業台船自動位置決めシステムにより正確な位置決めが可能。
適用目的
既設および新設の護岸・岸壁・堤防・橋脚等の
- 耐震補強・液状化防止
- 沈下抑制
- 支持力増強
- 横抵抗の増大 等
適用地盤
改良径 | 粘性土 | 砂質土 | 打設長 (m) |
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標準適用範囲 | 最大値 | 標準適用範囲 | 最大値 | ||
Ø1,000mm×2軸 | C≦80kN/m2 (N≦8) |
C=100kN/m2 (N=10) |
N≦15 | N=30 | L≦25m |
Ø1,200mm×2軸 | C≦60kN/m2 (N≦6) |
C=80kN/m2 (N=8) |
N≦12 | N=25 | L≦25m |
Ø1,300mm×2軸 | C≦40kN/m2 (N≦4) |
C=60kN/m2 (N=6) |
N≦10 | N=20 | L≦25m |
※打設長:水面より改良杭下端までの長さ
標準改良仕様
改良長(m) | 軸間ピッチ |
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1.0, 1.2, 1.3 | 0.8, 1.0, 1.1 (ラップ長 0.2) |