小野田ケミコ株式会社の持続可能な開発目標

2021年10月、国土防災やインフラ整備など、「国民の生命と生活を地面の下から支えることで社会に貢献する」という想いを胸に、安心で持続可能な社会の実現を図るべく、小野田ケミコ社のサステナビリティ重要課題を選定しました。これからはさらに、「建設人材の育成」、「土・地盤・環境をテーマとした市場開発」、「自然環境に配慮した商品・工法の開発」にも取り込みながら、当社の技術が社会に少しでも役立てられるよう努め、「安心で、持続可能な社会」の実現を目指します。

SDGsの取り組み内容

1.国土強靭化による社会貢献

地盤改良のパイオニアとしてできること

[地震による道路の崩落]

[河川近辺の液状化]

当社は地盤改良のパイオニアとして、「国土強靭化による国民一人一人の生活基盤の維持」を重要な使命と考えています。近年では、温暖化現象による未曾有の災害が多発しており、多くの尊い命が失われています。「国土強靭化」の必要性を改めて痛感する中、当社は地盤の安定を図ることで、国民の生活基盤を継続的に支えていきたいと考えています。さらに、切迫する首都直下地震においては、阪神淡路大震災、新潟中越地震、東北地方太平洋沖地震の経験を活かした「耐震化の設計・工事」を提供することで、被害の抑制を実現し、社会に貢献していきます。

特殊コンクリートによるインフラの維持・補修の取り組み

[道路床版のメンテナンス]

高度成長期以降に集中的に整備されたインフラの老朽化が今後加速度的に進行し、適切な対応が求められています。「防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策」(内閣官房)をうけて、国土交通省も予防保全型インフラメンテナンスへの転換を進めています。当社独自の超速硬セメント・コンクリート技術によって、お客様の多様なニーズや条件に対応し、様々なインフラメンテナンスに貢献しています。また、早期開放が可能なので、交通渋滞の緩和に繋がり、自動車からの排出ガス削減に寄与できます。また、移動式プラント技術によって、例えば被災地でのコンクリート製造等によるインフラの早期復旧に貢献しています。これからも皆さんが安心・安全な住みよい環境を作るために努めてまいります。

2.地球にやさしい技術開発の促進

環境負荷低減への取り組み

[ロスレスマシン]

[低環境負荷工法イメージ]

改良地盤の品質を維持したまま、使用するセメント系固化材量を大幅に削減した低環境負荷型の工法開発や材料の開発に努めています。限りある資源の使用を抑制すると同時に、CO2削減、発生する建設副産物を少なくすることで、地球にやさしい地盤専門業者No.1を目指します。

3.ICTを活用した技術革新

ICT地盤改良への取り組み

[ICTを活用した施工管理]

[3Dによる施工可視化]

建設現場における生産性を向上させ、魅力ある建設現場を目指すべく、2016年より国土交通省が主導している「i-Construction」において、当社でも生産性・作業効率の向上に向けて、ICTを活用した様々な取り組みを行っています。GNSS、TS(Total Station)を用いた「施工位置誘導システム」、これまで地中でイメージしづらかった出来形を視覚的に管理する「3次元モデル化システム」、設計図面や地盤改良機械の位置情報、施工深度や流量等といった「施工データの一元管理」による作業効率化など、多岐に渡る項目に取り組んでいます。

4.環境への配慮

建設発生土再利用促進

[土質改質システム]

当社では、地盤改良工法及び、トンネルの掘削工事において発生する掘削土の改質処理における豊富な施工実績に基づき、各現場に最適な技術提案を行っています。地盤に含まれる汚染物質に対し、適切な材料と専用の施工機を用いて混合撹拌することで、VOCs浄化、重金属類不溶化、海底埋立土壌など、汚染物質を抑制し、体に害のない安全で安心な地盤づくりに貢献しています。

5.人材育成

社員教育への取り組み

[新入社員教育]

[施工管理教育]

当社は、「人材こそ第一の資産」とした経営方針を掲げており、社員一人ひとりと向き合い、個人の成長を会社の成長へと繋げていくという想いを胸に、人材育成にも積極的に取り組んでいます。新入社員研修からフォローアップ研修、中堅社員研修、管理職研修といった階層別教育研修だけではなく、女性研修や技術報告会の開催、また社員の適性を見極めるべくキャリアコンサルティング制度も実施することで、小野田ケミコの一員として、国土防災やインフラ整備といった社会を支える大きな役割を担う人材の育成に取り組んでいます。

<主な研修プログラム>
・新入社員研修 ・OJT研修 ・メンター制度
・フォローアップ研修 ・新任管理職研修 ・女性社員研修
・技術教育 ・自己啓発支援

 

女性活躍推進

[女性集合研修]

多様性や働き方改革が社会全体で注目される中、建設業においても「誰もが働きやすい業界」を目指し、官民一体となって女性活躍推進に取り組んでいます。当社においても、女性社員一人ひとりが様々なライフステージに応じて仕事と家庭を両立できるよう、女性活躍推進行動計画に基づき、様々な取り組みを行っています。現在は、女性技術者の積極的な採用や女性向け研修の充実、勤務体系の整備に力を入れており、多様な人材が能力を十分に発揮できる、働きがいと働きやすさが両立できる職場環境作りに積極的に取り組んでいます。

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