CJG工法の概要
CJG工法は、改良深度まで三重管ロッドを貫入後、圧縮空気を伴った超高圧水を地盤中に回転して噴射させて地盤を切削するとともにセメント系硬化材を吐出して回転、引上げ、そのスライムを地表に排出させるとともに硬化材を同時充填させ、円柱状の固結体を造成します。
特徴
- 信頼性の高い、確実な造成。
- あらゆる土質に適応が可能。
- 設備がコンパクトで足場仮設が簡易となり、狭い場所でも施工可能。
- 施工時に排泥を出すために周辺地盤への影響が殆どない。
- 低騒音、低振動などのため周辺環境に悪影響を与えない。
- 二重管工法等に比べて硬質地盤への適用性に優れている。
適用目的
- シールド発進・到達部の地盤改良
- 土留工の歯抜け部分の止水強化
- 掘削底盤の地盤改良
- 既設構造物の支持力増強および防護
- 地中接合部防護
- 構造物の基礎強化
- シールド工路線防護
適用地盤
土 質 | 適用条件 |
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砂質土 | N≦200 |
粘性土 | C≦50kN/m2 |
改良径
改良径(m) | Ø=1.6~2.0m |
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標準改良仕様
対 象 土 | 吐出量 Qp (ℓ/分) |
吐出圧力 P (MPa) |
圧縮空気 P (MPa) |
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粘性土・砂質土 | 140,180 | 2~5 | 0.7 |
腐植土・有機質土・ヘドロ | 30 | 2~5 | 0.7 |