動的注入工法

注入速度を意図的に変化させることにより、注入効率の改善、注入圧力の低減を実現し、薬液注入工法の信頼性を向上させています。

動的注入工法の概要

動的注入工法は、薬液注入の信頼性と施工能率の向上を目的としています。従来の薬液注入工法が所定の注入速度を一定に保って施工を行うのに対し、動的注入工法は注入速度をSin波のような脈動注入を行う方法です。また、従来工法と同じ機械設備のため、様々な現場に対応が可能です。

特 徴

  1. 確実な浸透・割裂脈の形成が期待でき、薬液注入工法の信頼性の向上が図る。
  2. 広範囲な薬液に適応可能。
  3. 従来工法よりも注入圧力が小さくなり、地盤への悪影響を低減。
  4. 注入速度の向上により、工期を短縮できコストダウンが可能。
  5. 施工機械が軽量小型で現場条件に適応した施工ができる。

注入効果

砂質土に関する室内実験結果と粘性土(関東ロ-ム)における現場実験結果から、注入効果について従来工法と比較します。

砂質土

項 目 動的注入工法 従来工法
固結体の大きさ
固結体の形状 ほぼ球状 いびつ
固結体の強度増加
固結体の不透水性向上


動的注入工法


従来工法

粘性土

項 目 動的注入工法 従来工法
割裂脈の本数
割裂脈の長さ
複合地盤としての強度増加


動的注入工法


従来工法

適用目的

  1. 強度増加
  2. 止水
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