NJP工法シリーズ
NJP-2way工法の概要
NJP-2way工法は、超高圧ジェット噴流の持つ高い運動エネルギーを左右対称に真水平向きに2流路で噴射し、短時間に地盤を切削撹拌します。また、エアリフト効果により土粒子を地上へ排出すると同時に、大径・高品質な改良体が造成可能な液状化対策用の多重管超高圧噴射撹拌工法です。
特徴
- 本工法は、液状化対策に特化した多重管式高圧噴射撹拌工法であり、吐出圧力や改良時間に応じて、適切な大径の改良造成径が選定できます。
- 左右対称に真水平方向へ超高圧セメントスラリーを噴射する方式であり、改良時間が短時間で、施工効率がよく、工期の短縮が図れ、経済的な工法です。
- 従来工法に比べ、改良単位体積当たりの発生土量が比較的少ない工法です。
- 発生土を安定的かつ確実に排出させ、施工時の地盤変位が抑制できます。
- NJP‐2way特殊モニタ外周部が超高圧噴射による撹拌のため、山留め壁、基礎杭等への密着施工や改良体相互のラップ施工が容易にできます。
- 大規模な施工現場には機動性の高いスライドベースを用いた大型専用マシンを使用し、小規模施工では小型施工機を用いるなど、施工条件に応じて選定できます。
適用地盤
施工仕様 | 土 質 | 改良径 | |
---|---|---|---|
砂質土 | 改良時間 | 改良1m当り5~12分 | |
Type2 | N≦20 | Ø2.0m~3.0m | |
20<N≦30 | Ø1.8m~2.8m | ||
Type3 | N≦20 | Ø2.3m~3.6m | |
20<N≦30 | Ø2.1m~3.4m |
・砂礫土の場合は、標準改良径の10%減とします。
・液状化対象層となる砂層を多く含む粘性土については、C≦50kN/m2までを適用し、標準改良径は砂質土地盤N≦20の項にて設定します。
適用目的
- 液状化防止対策