RJP工法の概要
S-RJP・RJP工法は、超高圧噴流体が有する運動エネルギーを利用して地盤の組織構成を破壊し、その破壊された土粒子と硬化材を混合・攪拌し、大径の改良体を造成する工法です。
特徴
- 大径で均一な改良体。
- 揺動方式による扇柱状改良体(90°~270°)の造成も可能。
- 硬化材の選定によって改良目的に合わせて改良体強度の調整が可能。
- 削孔から改良体造成まで連続の作業サイクルで施工可能。
- 止水性と連続性に富む改良体。
- 硬化材は一般に無機質のセメント系材料を使用するため長期的に安定し、無公害且つ経済的。
適用目的
- ヒ-ビングの防止、ボイリングの防止
- シールド発信到達抗口防護、反力壁の耐力向上
- 受働土圧の増加
- 立坑の底盤改良
- 支持力増強
改良径
工 法 | 改良径 |
---|---|
S-RJP工法 | 2.0~3.0 |
RJP工法 | 2.0~3.0 |
設計強度
改良体の設計標準数値
硬化材 | 土質 | 一軸圧縮強さ q u (MN/m2) |
粘着力 C (MN/m2) |
付着力 f (MN/m2) |
曲げ引張強さ tt (MN/m2) |
弾性係数 E 50 (MN/m2) |
水平方向 地盤反力係数 k (MN/m2) |
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RG-1号 DR-1号 (標準タイプ) |
砂質土 | 3.0 | 0.5 | 1/3C | 2/3C | 300 | 300 |
粘性土 | 1.0 | 0.3 | 100 | 100 | |||
RG-1号 DR-1号 (低強度タイプ) |
砂質土 | 2.0 | 0.4 | 200 | 200 | ||
粘性土 | 0.7 | 0.2 | 70 | 70 | |||
RG-1号 DR-1号 (腐植土タイプ) |
腐植土 | 0.3 | 0.1 | 30 | 30 |
※RG-1~3号 S-RJP用