VOICE 02

地盤改良の現場担当として
品質に責任を持つ

岩田 英樹 Hideki Iwata

関越支店 東日本統括工事部(2019年入社)

安全を第一に考え、品質管理を徹底し
強固な地盤づくりを目指す

小野田ケミコは、地盤改良のプロフェッショナルです。独自開発の工法を持ち、高い技術力で軟弱な地盤を強化しています。その工事を担うのが工事部です。私は現在、交通渋滞を解消するためにつくられるバイパス道路の地盤改良工事を担当しています。最初に現場に入る前に、機械をどのように搬入して、どこにプラントを設置して、どのような動線で杭打機を動かしていくか計画を立てます。その方針を元請け会社のお客さまに伝え、協力会社の方々にも指示を出し準備完了、地盤改良工事開始です。毎日の巡回は欠かさず、事故が起こらないよう安全管理はもちろんのこと、予定通り工事が進んでいるか進捗も確認しています。また、品質管理も重要な仕事です。地盤改良は施工した箇所の品質がバラバラだと強固な地盤が実現しません。固化材スラリーの比重を定期的に測定して、計画通りの固化材スラリーが注入されているかを確認します。また、施工した改良体の大きさも一つ一つ同じものにする必要があるため、撹拌翼などの機材の損耗状態も常にチェック。信頼していただける強固な地盤づくりを目指しています。

どんな事態にも臨機応変に対応できる
技術者になるために、自分を磨き続ける

現在の現場では、地盤改良杭を20mの深さまで施工する設計になっているのですが、途中に巨礫があり、ロッド(地中に差し込む棒状の管)を入れようとして亀裂が入ってしまったことがありました。現場では地盤の状況によって予期せぬアクシデントが起こることはよくありますが、このような事態は初めてでした。隣の工区で施工していた先輩に連絡をすると、すぐに駆け付けてくれ、交換部材や交換作業のために使用する機材の手配など迅速にサポートしていただいたおかげで、翌日から作業を再開できました。この現場の地盤は巨礫が多いことが分かったので、技術設計部に相談。その部分だけは別の工法で対応することになり、社内の連携にも助けられました。困ったときには相談できる仲間がいることは心強いのですが、このとき思ったのは、「自分自身も地盤改良工事のプロとしてどんな事態にも臨機応変に対応できる技術者になりたい」ということ。お客さまからも、協力会社の人たちからも、そして小野田ケミコの社員からも頼られる存在になれるよう、これからも現場で施工管理の経験を積んでいきたいです。

Career Step

1年目
先輩とともに埼玉県や新潟県のさまざまな現場で地盤改良工事を行う。先輩をはじめ他部署の社員からもさまざまな指導や助言をいただき、学びの多い1年だった。
2年目
できることの範囲が広がり、発注元や元請け会社立会いの試験も担当するようになる。2年目後半には現場を任されることになるが、先輩と比べるとまだまだだなと思うことがたくさんあった。
3年目
施工管理することに慣れてきたが、現場の地盤の状況によって起こる予期せぬ事態にうまく対応できないこともあり、上司や先輩社員に助けてもらいながら現場を進める。
4年目
後輩ができ、自分が指導する立場になったことで、より責任感を強く持って工事に臨むようになった。後輩からの素朴な疑問に、「そんな見方もあるんだ」と気づかされることも。

One day Schedule

08:00
測量機器の設置などの事前準備をしたあと元請け会社、協力会社の方々と一緒に朝礼を行う。安全について確認し、施工開始。
08:30
施工に異常がないか巡回。品質維持のためのスラリー比重測定も欠かさず行う。
10:00
施工状況や出来形を確認する発注者との立会い検査に対応。確認項目が多いため事前の準備はしっかりと行う。
13:00
元請け会社との打ち合わせは毎日実施。午前中の進捗状況の報告、午後の予定や明日の作業予定の確認を行う。
17:00
施工終了。現場を片付けてから、その日の施工データをまとめる。翌日に立会いがあるときは資料を作成し、撮影した写真をまとめるなどして、18時ごろ退勤。

My Holiday

埼玉の実家に帰ったときは、3人の小さな甥っ子たちと遊ぶことを楽しみにしています。自分を慕ってくれるから、もうかわいくてメロメロです。夏は家にプールを張っているので、そこで水遊びをしたり、近所の公園に出かけたり。泊りがけで両親も含めた大家族で旅行に行くこともあります。

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社員インタビュー