VOICE 03

建物や擁壁の基礎となる
強固な地盤づくりを担う

照屋 翼 Tsubasa Teruya

技術営業本部 基礎事業部(2018年入社)

工程通り工事を終わらせるため
段取りや品質管理に注力する

小野田ケミコの施工実績として、道路や橋、堤防など土木分野の地盤改良が大半を占めている中で、基礎事業部では建物や擁壁の基礎となる地盤改良工事を行っています。私は現在、湾岸の都市再開発現場で、オフィス、店舗、インキュベーション施設などが入る大規模商業施設の基礎となる地盤改良工事を担当し、安全管理、工程管理、品質管理を行い現場を進めています。このような大きな現場になると、元請け会社の下に、さまざまな専門業者が集い、順番に工事を行っていきます。プロジェクトの始めの工種が、私たちが施工する地盤改良工事です。そのため、その後の工程に支障がでないよう、予定の期日内に終わらせることも私の重要な役割です。一緒に作業をする協力会社には予定通りの作業がすぐに始められるよう、日々の作業前に綿密な打ち合せを行ったり、改良の位置決めとなる杭芯を合間を見て次の日の分まで出すなど、先を読み準備をすることが重要です。また定期検査で品質に問題が出ると、工程を圧迫してしまうため、品質管理も徹底します。午前と午後に行うセメント濃度を測定するスラリー測定や、杭芯の位置にズレなく機械をセットできているか、規定の深さまで改良できているかなど、細心の注意を払い現場を進めています。

どんな部署に異動となっても
相談しやすく働きやすい環境がある

大学時代に所属していた野球部の監督からの紹介で、小野田ケミコの会社見学に来たことが入社のきっかけです。工事現場と聞いて思い浮かぶのが、怖い人が多くて怒鳴り声が聞こえてくるようなイメージがあったのですが、実際に現場を見てみると楽しそうで、まるでイメージと違っていました。入社後は、3年間MI事業部に所属し、高速道路などの補修工事に最適な超速硬コンクリートを提供する仕事を担当しました。この超速硬コンクリートは、普通コンクリートが28日後にしか出せない強度を、3時間で実現できる優れもの。普通コンクリートで道路を補修すると約1ヵ月も通行止めにしないといけないのですが、この製品なら3時間で車を通すことが可能です。ただし、材料を混ぜたらすぐ固まるのでミキサー車で運んでくることが出来ません。現場でコンクリートを製造し、試験をして現場担当の方に提供するのが私の仕事でした。4年目に現在の基礎事業部に異動になったのですが、地盤改良の仕事は初めて。最初は先輩に教わりながら、仕事の流れや注意すべき点を一つひとつ覚えていき、今では現場を任されるまでになりました。あらためて思うのは、人の温かさ。ベテランの方も、年の近い先輩も相談しやすい雰囲気をつくっていただき、とても働きやすい環境です。どの部署に異動しても変わらないこの環境だからこそ、自分らしく活躍できていると思います。

Career Step

1年目
MI事業部に配属となり、高速道路の鋼床版やジョイント部の補強工事の現場で超速硬コンクリートを現場でつくって供給。製品に特長があるため、仕事は難しくも充実していた。
3年目
はじめは先輩とペアで仕事をし、2年目には一人立ち。そして3年目に担当した大きな補修工事の現場では、3班に分かれて当社製品を供給することに。その班長に抜擢される。
4年目
基礎事業部に異動し地盤改良工事に携わる。工程をスムーズに進めるため、協力会社の人たちとコミュニケーションを取り良好な関係づくりを構築していく。
5年目
建築の現場を任されるようになった。現在は、大規模な開発工事に携わり、安全、工程、品質の管理を徹底し現場を進めている。

One day Schedule

08:00
すぐ施工に取りかかれるよう事前準備ののち、工事現場全体の朝礼。当社関係者だけの朝礼を行い、本日の作業予定を確認する。
08:30
当日、施工する位置に杭芯出しをして、改良する位置に印しをつける。そして、午前のスラリー測定も行う。
10:00
計画量のセメントが、設計通りの位置に、決められた深度で改良されているかどうか確認する。
11:30
元請け会社とお昼の打ち合わせを実施。工事の進捗を報告し、今後の予定を共有する。
13:00
翌日の材料発注を行う。その後、現場を進めていくための施工管理の仕事を続ける。
17:00
現場を片付け、明日の予定をシミュレーションし、最後に掃除をして現場を退出。

My Holiday

休日はゴルフ場でプレイすることが多いです。昨年は40回もラウンドしました。会社の人と行くこともありますが、ほとんどは一人予約。その日、同じように一人で来ている人とペアリングしてもらってプレイします。知らない人と仲良くなり、最後にお酒を飲みながらおしゃべりする時間も楽しみの一つです。(写真は小野田ケミコの同期と一緒に行った時のものです。)

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社員インタビュー