VOICE 04

提案に工夫を盛り込み
自社の優れた技術をアピール

多田 光一郎 Koichiro Tada

東北支店 技術設計部(2011年入社)

地盤改良の専門家としてのプライドを持ち
顧客に対して最適な技術提案を行う

私が所属する技術設計部では、工事を計画しているコンサルタント会社や役所、ゼネコンに対して、地盤改良技術の提案を行っています。現場条件に最適な工法を提案したり、検討材料としていくつかの工法の比較表を提供したり。品質はもちろんコスト面にも配慮しながら、地盤改良の専門家としてお客さまにアドバイスしています。具体的な計画がない場合も定期的に訪問をし、当社の工法や技術をPR。言わばビジネスの「種まき」であり「育てていく」ことが私たちの仕事です。それを営業が刈り取って工事へとつなげていくのですが、受注したあとで計画の不備や不具合が発生し、現場の元請さん等のお客さまに、ご迷惑がかからないよう営業部門や工事部門と常に連携しながら活動を行っています。小野田ケミコの強みは、他社にはない最先端の優れた技術を有していること。たとえば地盤切削に必要な超高圧噴射エネルギーを向上させることで大径の改良体を造成できる「LDis-Dy工法」や「SJMM-Dy工法」など、先進的な工法があり、競合優位性を有しています。

技術提案を通してお客さまとの信頼関係を
つくることが設計としての使命

設計の役割は、技術提案を通してお客さまとの信頼関係をつくること。そのために他社よりも設計的な知識や現場を知り、そして優れた提案を行うことはもちろんですが、迅速丁寧な対応で、お客さまの要望に応えていくことも大切にしています。以前、私はあるコンサルタント会社の方から「防潮堤の盛土工事を行っているが、沈下が収まらなくて工事が進められない」という相談を受けたことがありました。とても難しい条件ではあったのですが、迅速かつ丁寧にこの難題を解決することで、その方にはとても喜んでいただきました。実は今でも仕事の際はお声をかけていただく、そんな信頼関係がつづいています。現在、私は後輩を指導する立場でもあり、この設計という仕事の魅力や醍醐味を伝えていきたいと思っています。これからも、技術的なスキルアップと同時に自身の人間力も磨いて、社内からも社外からも頼られる存在になれるよう努力していきたいと思います。

Career Step

1年目
本社の工事部に配属になり、工事応援として関東・東海・九州など全国の現場を飛び回る。地盤改良工事の内容を理解するとともに、地域や場所によって地盤条件・現場条件等が異なることを知る。
2年目
技術設計部に異動になり、設計の仕事に携わる。小野田ケミコの工法をコンサルタント会社などの顧客へPRする仕事をしながら、他社との違いや受注に至るまでのフローを理解。
4年目
震災復興関連の仕事が増えたため、東北支店に異動して1年間は設計の仕事を行う。5年目からは営業に従事。設計でまいた種を刈り取って受注に結びつけていく。
6年目
現場が忙しくなり、工事応援として施工管理に従事。1級土木施工管理技士の資格は4年目に取得済み。工事は、設計や営業との連携があって初めて成り立つ仕事だと改めて実感。
8年目
設計の仕事に戻る。営業・工事の経験を生かし、お客さまにとっても自社にとっても良い提案ができるようになった。人見知りする性格だったが交渉力が身についたと自分でも思う。

One day Schedule

09:00
朝会を行い、本日のスケジュールを確認するとともに、部内打合せを行う。
10:00
提案資料の作成やメールチェック、顧客からの問い合わせ対応などデスクワークを中心に社内で業務を行う。
13:00
建築コンサルタントや役所などの顧客を訪問。作成した資料や図面をもとに提案を行う。技術的な質問にも専門家として回答。
15:00
月に1度のテレビ会議では、支店間をつないで社内技術発表会の運営会議や新工法の開発会議を行ったりする。
17:00
社内にて、翌日の提案資料の準備や営業部・工事部との情報共有、メールチェックなどの業務を行い、18時ごろ退勤。

My Holiday

妻が仕事のときは、娘と2人で過ごしています。娘は動物が大好きなので、動物園によく遊びに行きます。家族皆で出かけるときは、少し遠出して県外へ。岩手県や山形県にはクルマだと1~2時間で行けるので、フルーツ狩りをしたり観光地を巡ったりしながらドライブを楽しんでいます。

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社員インタビュー